あんがーの樹

環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊。平成元年生のアラサーが綴る。

配属1カ月。パラオの人間関係とかキャラクターとか

パラオ人のキャラクターは人によって、そして関係性によってもだいぶ違います。

そんなの全くもって当然のことなんだけど、僕たちが南国の人たちに対してなんとなく持っている「優しくておおらかで、ハッピーな人たち」というイメージとのギャップを埋めるのに少し苦労しました。

意外と無愛想が多い

一言では表せないけど、まず愛想笑いとかしない。笑顔で場を和ませてくれる人はあまりいなくて、こちらが過剰に笑顔でいると「何そんな笑ってんの?」って顔で見つめ返されることが多いです。

ま、でもこれは他の国でも感じたし、下手にヘラヘラ笑う自分がおかしいんだと思っているww

女性が強い社会

完全に女性社会。最初はあまり感じなかったけど、家系図も母系で作られていたり、財産も基本女性に贈与されたり、定職を持っているのは圧倒的に女性の割合が多い様子。

男性はどちらかというと簡単、かつ楽な仕事をパートタイム的にやっている人が多い印象です。

政治家とか地域の長には男性が多いんだけど、それも女性によって選ばれていたり、本人の周囲にいる女性の意見が主に反映されているんだとか。

パラオ人によると、男性の意見や判断は利益が誰かに偏っていることが多いけど、女性はバランスよく判断できるから揉め事も少なくて済むんだよ、とのこと。

なるほど。それはあるかもね笑

職場で感じるパラオ人の印象

女性活躍が進まない日本からすると非常にバランスが良く見えるんだけど、普段の生活ではちょっと見え方が違ったりします。

まず、とにかく使いっ走りされることが多い笑

ちょっとした物を運ぶとか誰かを手伝うとか、こっちが他の仕事をしてる時でも駆り出されます。

その程度のことなら、そこにいるのなら、自分でやれよと思うことが実はよくある。
お前座って喋っとるだけやんけ、と。

パラオには出稼ぎの外国人がたくさんいるんですが、自分も日雇い労働者になった気分になることがあります。これはちょっとストレス。

指示する時も、PleaseとかCan you?とかじゃなくて、You, (do)とか、You shouldとか、You canとか命令口調というのがしんどい。

彼らの英語レベルはネイティブじゃないのかもしれないけど相当高いと思っているからこそ、なぜその言い回しになるのかと考えてイライラすることはよくあります笑

その一方で、ちゃんと優しい。

すごい優しいわけじゃないけど、親身だなと。これが日本だったら、言葉も拙い外人にこんな優しくできないかもな、って思います。

僕の派遣されているNGOはほぼ親戚で成り立っているので、あなたも家族みたいにあてにしていいのよ、と言ってくれたりして。

僕の家は職場の近くでめちゃくちゃ田舎だけど、他のメンバーは主にコロールなどの都市に住んでいます。

「遊びでも仕事でも、いつでも泊まりに来て。事前に教えてくれれば、家族に話つけとくから」って言ってくれる人もいる。

来週泊まりたかったんだけど、ちょうどよくその人は海外に行ってしまい、お泊まりは実現しませんでした笑

まだまだコミュニティを広げないと

まだまだ自分の人間関係は狭くて、職場とホームステイ先とご近所さん数人しか関わりがありません。

正直、こっちもこっちでなかなかのシャイ。
自分から話しかけに行くのは結構勇気がいるのです。

ほとんど皆家族、みたいな濃ゆいコミュニティだから、もっといろんな人と話して仲良くならないとパラオ人とは、みたいな話はできないんですけどね。。。笑