あんがーの樹

環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊。平成元年生のアラサーが綴る。

【協力隊一時帰国】パラオから3週間前に帰ってきたよ

皆様、お元気ですか?僕は元気です。

お久しぶりです。

新型コロナの影響で協力隊員が全世界から緊急一時帰国となり、僕も3月24日に日本に帰ってきました。

気づけばもう3週間以上がたっているんですね。

パラオは現在もコロナの発症例は確認されておらず、名実ともにPristine Paradise Palau(清らかな楽園) となりました。

帰国してからというもの、突然始まったニート生活に堕落し、堕ちるとこまで堕ちた感があるので、少しブログでも書きながら目を覚まそうと思います。

パラオから帰国になるとはだれも思ってなかった

僕たちパラオ隊員が一時帰国を知ったのは3月中旬。

その2,3日前に協力隊事業について、何やら重大な決定がされるらしいというウワサは聞いており覚悟はしていましたが、正直、本当に帰国になるとは全く思っていなかったです。

あれは確か火曜日か水曜日だったと思いますが、その前の土日まで「パラオが帰国になることはないっしょ(笑)」という会話を本当にしていました。

そのころパプアニューギニアや南米、アフリカなどの帰国が相次いでいましたが、僕らはその理由をコロナ感染のリスクというより、コロナによる差別や偏見によって隊員に危険が及ぶことを避けるためだと考えていました。

そのような偏見や差別がほとんどない、または、多少あっても暴力的な行為には至らないパラオという楽園ではそのような措置は必要ないと思っていたからです。

ピースコー(アメリカのボランティア)やコイカ(韓国)の全世界撤退のニュースを聞いても、「まさかね」という印象でした(パラオにはピースコーもコイカいないので…)

しかし、月曜日から状況が一変、世界中の協力隊員から続々と帰国の知らせが届き、本当に3日くらいでパラオも帰国となりました。

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帰国直前、観光客が消え、活気のなくなったコロール

幸い帰国までは数日の猶予があったので、荷造りなどはしっかりできましたが(同じ大洋州隊員の中には、帰国の連絡を受けたその日の夜にフライトなんていう鬼畜のようなスケジュールの隊員も…)、通常の協力隊生活からわずか数日で帰国というのは、なんとも奇妙な気持ちでした。

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帰国前、最後の仕事となった防火植林

経由地のグアムで感じた危機感

自分たちが帰国になっても、まだコロナで世界が大変なことになっているという実感は湧きませんでした。

パラオでも疑わしい事例はあってもすべて陰性。その時は日本からの観光客もまだパラオに入国していましたからね。

ただ、パラオからのトランジットでグアム空港に着いたとき、その異様な光景に事態の深刻さを痛感しました。

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人の消えたグアム国際空港

免税店はすべて閉鎖。フードコートだけがほそぼそと営業しているのみで、従業員がいません。

その日出発する飛行機はわずか2本。ホノルル行きと日本行きのみ。

そんな閑散とした空港で8時間近いトランジットタイムを過ごしていると、バイオハザードかウォーキングデッドの世界に迷い込んだ気がしました。

帰国→自己隔離。ニート生活での葛藤と慣れ

中部国際空港に着くと父親が迎えに来てくれていました。

公共交通機関に乗るリスクを避け、そのまま自宅に直行。ここから2週間の自己隔離です。

ただ、何もせず家にいるというのはかなりつらい。。。

隊員ロスになり、しばらくはほかの隊員とのやり取りやインスタを見ながら、1週間前の思い出を懐かしむという謎の期間に突入ww

ニートにも才能がいるやん…って感じ。

ただ、アマゾンプライムを契約し、スマホゲームをインストールしなおし、犬と遊びながら過ごしていると、何となくその生活に満足してきて、着実にニートの階段を上っていることを実感(笑)

このままじゃヤバイ、と焦りながらもスマホも映画もやめられない日々を過ごしてました(笑)

ただ、筋トレと運動をちょこちょこ続けてきた自分は褒めてあげたいww

今後について。協力隊として、このコロナ渦を生き抜こう。

突然、協力隊生活が終わり、現在の状況やJICAからの連絡を見る限り、当初5月末と言われていた再赴任は叶いそうにありません。

今も身分は協力隊なので、メールなどでリモートでもできる活動をしていくつもりではいましたが、配属先の活動が現場メインになっているらしく、資料作成なども今のところなくなりました。

自分としては、再派遣に向けて体を健康に保ち、この有り余る時間を自己学習に充てようと思います。

協力隊の規定が変更され、この期間にアルバイト等の就労も許可されましたが、いま探しても仕事はないし、わざわざ感染のリスクを上げる必要もありません(実家はめっちゃ田舎なので、都市に行きたくない)。

任期短縮して本業につく人もいるみたいですが、自分は戻るところもなく、この状況で優位な仕事には就けないでしょう。

この堕落した生活から抜け出すには、自己学習しかない。家でできて、将来役立ち、再赴任時の活動にも役立ちそうなこと。。。。

というわけでわたくし、細々とプログラミングをやろうと思います。

このブログも一度はやめちゃおうかと思ってましたが、勉強の軌跡みたいに活用出来たらいいなぁ。

ネット環境はパラオよりも断然いいので、活用しないとね(笑)