あんがーの樹

環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊。平成元年生のアラサーが綴る。

人権問題に無頓着な自分がSave the Childrenの毎月寄付を始めた理由

お久しぶりです。

お久しぶり、というのはもう「こんにちは」みたいなもんですね。このブログではw


さて、わたくし事ですが、先週末に縁あってSave the Childrenという人権NPO団体の毎月寄付(SCサポート)を始めました。

www.savechildren.or.jp


毎月2000円なので、別に大した額ではありません。一日計算すると66円だそうです。

一日66円節約すれば、世界の子どもを幸せにできるらしいですが、66円だけ節約するなんてほうが難しいと思うレベルですね。


ただ、こんなことを言うと印象悪いかもしれませんが、僕は人権問題について特段関心があるわけではありません。

興味関心のレベルでは一般の方々と同じで、日常でそういった問題を見聞きしたときに心が痛む程度の人間です。

そんな僕がなぜSCサポートを始めることにしたのか、少しだけ話させてもらえたらと思います。

先に行ってしまえば、志半分、下心半分という内容なので、キラキラ良い子ちゃん系のお話が嫌いな人でも安心してご覧ください。

【下心】他人のためにお金を使える人が成功できる時代が来るから

いきなり下心からの説明です(笑)

皆さん、SDGsってご存じですか??

国際協力関連の人だけじゃなく、一般企業に勤めてる人でも聞いたことある人はたくさんいると思います。

少し話がそれますが、大事なので聞いてください。

SDGsはより良い世界を作るための世界共通目標、ではありません。
まぁ、完全に違うとは言えないけど、そういうレベルではないということなんです。

SDGsは人類が将来にわたって(それもここ数十年とか100年とか)この地球で生活するために、実現しなければならない計画です。

しかも、17ある目標のうちいくつかは、実現しないと人類滅びるよ?という警告レベルだと思っていいと思います。


さて、そんな人類の緊急事態を回避するためのSDGsを実現するために、ESGという指標を持って企業を評価する風潮が出てきました。

これが最近よく言われるESG投資です。

従来の「どれだけ儲けられるか」という指標が、「どれだけSDGsの実現に寄与しているか」という指標に代わり、そういう企業が発展していく社会になると、どこかの偉い人たちが決めたみたいです(ざっくりw)


さて、それが何で寄付と関係あるのよ?って話ですが、僕はあると思うんです。

企業を見る目が変われば、その下で働く人達の考えも変わってきます。

これまで自分の生活を便利にするために買い物をしていた人たちが、環境や貧しい人のために買い物をする時代に代わっていくと思います。

レジ袋が有料になったり、クラウドファンディングサイトがめちゃくちゃ盛り上がっていたりするのはこの流れの始まりなんじゃなかろうか?


こう考えると、他人のためにお金を使う行為に慣れていない人は、どんどん時代遅れになるでしょう。古い損得感情(←わざとです)のまま、ほかの人と意見が合わず、孤立したり思い通りにいかずストレスを感じるかもしれません。

寄付って、お金を払うのに何も手元に残らない(正確には税額控除になるが)、究極の他己消費です。

その行為に満足感を得られる人は人生の幸福度というか、なんかいろいろいいことがある気がしたのです。

【下心】お金を稼ぐことを肯定したかったから

日本人てお金にケチシビアなくせに、お金を稼ぐ行為に否定的ですよね。

アフィリエイターやネットビジネスが社会的に何となく怪しい印象を持たれてしまうのもこのせいなのかなと。

別に僕がアフィリをやるというわけじゃないですが、生きていくには稼がないといけません。

志だけでは飯が食えないことなど、100も承知。

これから協力隊が終わったら、仕事探しです。望まない仕事もやらないといけないかもしれません。

やりたいことができたとしても、お金を稼ぐことができなければ生きていけません。

お金を稼ぐって多くの場合は苦しいし(営業経験からw)、そんな時に自分が働く意味を肯定できたらいくらか楽になるんじゃないかな、と。

月々2000円の寄付がそんな大役を担うことができるのかは疑問だけれどもw

あと、家族のためにという考え方は少し別だと思っています。

僕の知っている成功者というか幸福度の高い人は、家族はもちろん、他人の幸せも考えている人ばかりです。

いや、家族持ったことないからそもそもわからんがww

【志】世界の問題の多くは無関心者の行動にかかっているから

なにか一つ問題があるとして、世界中のほとんどの人間はその問題解決のために行動なんて起こしません。

しかし、環境問題だろうが人権問題だろうが、圧倒的多数派である無関心の人たちの協力なくしては改善できないと思います。

関係人口を増やすことが問題の解決につながると思うし、寄付って何より簡単な参加の仕方じゃないですか。

自分は何もしなくても、毎月頑張っている人を応援できる。

応援する人が増えたら、その問題を考える人が増える。

こんな感じで世界はいいほうに向かっていくんじゃないかな??

毎月10,000円寄付してる人が、毎月100,000円寄付するようになるより、無関心だった人が2,000円払うようになることのほうが、非常に価値が高いと思う。

僕はいつかそういう協力を呼び掛ける側の人間になりそうな気がするので、自分も無関心派の一人として、何も知らないけど寄付をするという第一段階を踏み出すことにしたんです。

すべては後付け。自分が満足するならOK

あれ、下心2志1だぞ?大丈夫か??(笑)

まぁこんなことを考えながら書類にサインしたわけではなく、僕は寄付することに満足したから契約をしたんでしょう、きっと。

正直毎月寄付については、抵抗があった。損してるという感情がないわけじゃなかった。

けど、寄付しないという選択よりは寄付したほうが幸せだなと思ったから契約をしました。

まぁ寄付ってそれでいいんだよね。自由なものですよ。