あんがーの樹

環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊。平成元年生のアラサーが綴る。

20代後半の僕が青年海外協力隊に応募した理由というか経緯

僕は2018年11月現在、29歳。
協力隊を決意して応募した時は28歳でした。

ネットを見ても、

なんて検索してる人も多くいるみたいだし、僕自身も検索してましたww

28,9,まして30代となれば、仕事や結婚、両親や家族というところでフットワークが重くなる年頃ですよね。。。

「応募する人たちの気持ちが知りたい」っていう人もいるかなぁと思い、今回は僕自身が青年海外協力隊に応募した理由やきっかけを思い出しながら書いていくことにしましょう。

転職ではなかった。好きな事を実行できる機会

自己紹介でも書いた通り、自分は小さい頃から大人になるまで、ずっと自然がすきでした。

「いつかは自然環境に役立つ事をしたい」と思いながらも、様々な経験、特にビジネスのスキルは絶対に役に立つと信じて営業の道を選んだ社会人。

大した成績は残せなくとも3年間(実際今もやってるので、約4年になる予定)悩み、もがき、拗ね、ふてくされながらも頑張って営業職を続けてきたと思っています。

そして北海道に異動してからも、いろんな友人やお客さんと話すことで、「やっぱりまた自然に関わる事を。。。」と影ながら思い続けていたのです。

違う仕事のイメージができず、転職は断念。

今と違う仕事をしたいと思ったら、まず覗くのは転職サイトですよね。

でも応募要項を見たところで、どんな仕事をするのかなんてイメージできず、テンションが上がりませんでした。
転職って(たぶん)かなりエネルギーのいる事。モチベーションが上がらなければ踏み出すこともできません。

さらに、転職エージェントの話を聴くと、早ければ転職活動開始から2〜3週間で転職先が決まるとのこと。

そんなスピードで今の仕事を辞め、転職するという想像ができなくて転職活動は断念しました。

自分のやりたい趣味を充実させてみる

「仕事はダメなら趣味でやろう。そのキッカケで仕事も見つかるかもしれない!」と、自然に関わる資格の獲得を目指しました。

目指したのは森林インストラクターと呼ばれる資格。この資格を取ると自然の案内人として、自然観察会の講師やレクリエーションイベントなどを実施する機会が得られる場合があります。(詳しくは公式ページを確認してください)

試験範囲は非常に広範囲で、生態学や森林生理、安全確保やレクリエーションなど、あらゆる知識を網羅する必要があります。

筆記と実技で合格率は20%くらい。非常にレベルの高い試験でした。

一応、森林に関する大学院で修士を取ってるのでいけるだろうと思ったけど、勉強の段階でかなり苦戦。しかも試験当日に仕事が入り、年一度の試験が受けられずという残念な終わり方となりました。。。(多分受からなかったけどw)

協力隊との出逢い。

協力隊とのきっかけは、どこかのサイトだったと思います。

いろんな職業が紹介されているサイトに青年海外協力隊のページがあり、「ああ、電車の中釣りとかでよくみるなぁ」と思って開いてみました。

そこには青年海外協力隊

  • あらゆる分野・内容の仕事(要請)があること
  • JICAから金銭面・健康面・安全面のサポートがあること
  • はっきりとした資格・技術が必ずしも必要ではないこと

などなど、いろいろ書いてあったと思います。少なくともこの小さな記事で「ボランティアにいくお金も技術も人生の余裕もないわい」という僕の勝手なイメージがほとんど払拭されたことは確かでした。

帰国隊員の報告会に参加。そして応募決意

ボランティアは自分の資産を削っていくものではないと知り、一気に興味が湧きました。

説明会を全国でやることは知っていたので、とりあえず検索をすると、数週間後に協力隊を育てる会という団体が札幌で帰国隊員の報告会をする、と。

いくしかない!と参加しました。

それまでボランティアで途上国に2年もいく物好きなど、よほど変態かつ屈強な人間だろうと思ってましたが、おどろくほど柔和で優しそう(かつ美人)な女性2人が報告会をしていて「こんな人が途上国で2年も生活できたんか」と衝撃を受けました。

だいぶ偏見のある見方ですね……

経験者の話を聞いてすっかりその気になった僕は、報告会が終わる頃には青年海外協力隊への応募を決意していました。

一時的な盛り上がりなのかと自分の気持ちを疑うこともありましたが、選考期間が長いことも知っていたので、「ひとまず応募だけでも」と決めた感じです。

相変わらず中身のない記事になってしまいましたね笑

社会人としてのキャリアも短く、結婚もしていない自分は他のアラサーと比べてフットワークが軽かったのかもしれません。

もちろん自分の年齢や将来への不安も少なからずあります。

でも、人間やらない理由はいくらでも見つかるし、現状維持ではスッキリしない自分がいるのは確かでした。

何もしないうちから信念の強さや決意の硬さを測る術はありません。
迷いがあったとしても、青年海外協力隊に希望を感じるなら、応募したってバチは当たらないんじゃないかなぁ、と思っています笑