アラサー協力隊員、パラオへ行く

アラサーだって挑戦したい!環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊(予定)。平成元年生まれ。

【JICAボランティア流】途上国での安全対策と犯罪対応法

ノロウイルスによる隔離が5日目となりました。
たった70日しかない訓練のうち、5日間もの間この部屋にいなきゃならないのは、自業自得とはいえ非常に悔しいです。。。

あ~、普通に生活しているときは「あれも書こう」「これも書こう」とかブログネタを思いつくばかりだったのに、いざ時間ばかり残されるとなんにも浮かびません。

まさに記憶はナマモノ。その破片だけでも記録しておかないと、思い出すことができなくなってしまいますね。。。

さて、今日は少し前に訓練で行った安全対策について、少し細かく書いていければと思います。

海外での生活というよりは、旅行とか出張でも役に立つ程度の知識。

あくまで安全を第一に考えた場合の選択肢をご紹介します。

途上国に持ってくのはハードケース、ジッパー式はNG

でかい荷物を持たないバックパッカーには関係ないですが、旅行先に持っていくスーツケースって結構悩みますよね。

中でも多いのが、ソフトケースかハードケースか。ソフトは安くて軽量、でもちょっと中身が不安。ハードケースは安心だけど高くて重いし。。。

ですが、この問題も安全第一で考えるならハードケース一択です。
しかも、ジッパー式はNG。

ロック式ハードケースが最も安全な選択肢となります。

ソフトケースはもちろんジッパー式スーツケースは刃物で裂かれて中身を取り出されます。
裂かれなくとも、実はジッパー部分は普通のボールペンを差し込むだけで簡単に開いてしまうのです。。。

ホテルや空港施設、場合によっては空港職員による犯行も考えられるので、高価なものをもっていくときは必ずロック式ハードケースを利用しましょう。

鍵関連で付け加えると、ナンバー式ロックは基本外されると思った方がいいそうです。
日本とは異なり、現地にはその道のプロ(悪い方)がたくさんいる様子。。。

ホテルでの盗難被害

ホテルでの盗難は99%がホテル関係者です。
室内に置いてるから安心というのは日本人ルール。備え付けのセキュリティボックスも100%安全ではありません。(フロントなどにあるマスターキーで開いてしまいます)

ではどうするかというと、比較的効果のある予防策がワイヤーロック
長めのワイヤーロックで大きな荷物をつなぎ、ホテルの家具や柱に括り付けます。

窃盗犯は盗みに時間をかけることを嫌がるので、めんどくさいと思えば抑止力になるとのことでした。

また、貴重品は身に着けて保護し、現金などはホテルの荷物と自分の荷物、可能ならさらに腹巻や靴下などに分散させましょう。

路上犯罪(強盗、ひったくり等)について

海外に行く際、最も恐ろしいのがこの強盗やひったくりなど金銭目的の路上犯罪じゃないでしょうか。
これについては予防策と対応に分けて説明します。

路上犯罪の予防策

  1. 暗い道や人通りの少ない道を通らない
  2. 荷物は車道の反対側に持つ。羽織り物などで隠す。
  3. 街中でのイヤホンは絶対に禁止
  4. 正面からくる集団(カップルも)を警戒。またはUターン
  5. 街中で貴重品を出さない
  6. 財布の位置を知られないようにする

書いていくときりがないのですが、つまりは

  • 危険な場所や人には近づかない
  • 注意、警戒を怠らない
  • 貴重品の場所を知られない

この3点です。

特にイヤホンをしている人はネギをしょったカモ、というか網の上の焼肉。。。

絶対にやめましょう。

路上犯罪にあってしまったら

しかし、注意していても犯罪は向こうからやってきます。

犯罪に巻き込まれた際、JICAボランティアには鉄則があります。
それが無抵抗主義

誰であれ無抵抗です。柔道隊員だろうがボクシング隊員だろうが無抵抗です。

これは路上犯罪だけでなく、すべての暴力犯罪に共通しています。
犯人の精神状態は極度の興奮と緊張状態。要はめちゃくちゃビビってますので、抵抗したり驚かせたりするだけでも何が起こるかわかりません。

犯罪者本人の意思とも関係なく、引き金を引いたり、切り付けてくるのです。

無抵抗主義では、ゆっくり手を挙げ、ゆっくり財布の位置を示し、ゆっくり相手に渡します。
ゆっくりが基本。でも遅すぎると相手を刺激するので、指示に従い、犯人の求めているものを渡しましょう。

ちなみに、無抵抗主義で対応できないのは、テロリストによる襲撃、顔見知りや怨念による犯行、精神錯乱者の凶行です。
この場合は、逃げてください。何が何でも、逃げるのです。

途上国では移動にも注意

JICAボランティアは移動に関しても詳細なルールがあります。

任国における重大な怪我のほとんどが交通事故によるものであり、その中には移動手段を誤ったが故に発生する事案も多いとのこと。

移動に関するルールとしては

  • バス、タクシーの中では常に起きていること
  • ホテルで呼んだタクシーを使う
  • 乗合バス、バイクタクシーは利用しない
  • 乗客に細心の注意を払う
  • 人からもらったものを絶対に口にしない
  • シートベルトは必ずつける

細かく書けばこちらもキリがないです。

特に太字の部分は誤ると命の危機に直結します。
流しのタクシーは外国人を乗せる=金を取れるチャンスと考える運転手もいて、現にタクシーによる強盗や殺人の多くが流しのタクシーを利用したことによるものです。

「そんたなことない。流しのタクシー使ったけど問題なかったし、おっちゃんいい奴だった!」
わかります。自分もバックパッカーしてたら何度も経験します。

でも、そうでない人のタクシーに乗ったら最後、です。だから、JOCVとしては利用してはいけないのです。

バスの乗客についても、途上国の方々はとんでもないモノを連れてきます。

生きているニワトリやアヒルだったら可愛いモノ。もっとも危険なのはガソリン入りペットボトルを持っている乗客です。

途上国ではペットボトルやビンにガソリンを入れて売っているので、たまに持ったまま乗り込んでくるのです。
そしてその横でたばこも吸います。

もし引火したら、大火事です。大事故です。。。

というわけで、「バスにガソリンをもって乗っている人を見かけたら、どこであろうと降車しろ」というのが、JICAのルールです。

まだあるけどやっぱり疲れたのでここまでw

やっぱりね。数日間に分かれてる安全講習を一つの記事にまとめようなんて無理だわww

今となってはこの記事を読んでくれる人がいる自信がひとかけらもありません(笑)

いろいろ書きましたが、つまりは、

常に注意を怠らず、何が起こるか想像し続けろということなんだと思います。

ang-john.hatenablog.com


事実、事件に巻き込まれるのは、現地の生活に慣れた帰国直前の古株隊員であることが多いとのこと。


海外旅行にビビってるという人は、案外、海外生活の才能があると言えるのかもしれません。