あんがーの樹

環境系大学院修了⇨法人営業⇨青年海外協力隊。平成元年生のアラサーが綴る。

パラオの秘められた自然をカヤックで体感してきた話

こんにちは。あんがーです。

この日は先日書いた長期モニタリング用プロットの下見ということでングルクックラウ島(Ngerkeklau)に行く予定でしたが、急遽予定変更(よくあること)。

エサール州の保護区でカヤックに参加してきました!

国際的な環境団体のゲストをもてなすため、ツアーの下見をするんだとか。

かなりエキサイティングな一日やった~~ww

待ち人来ず。州政府の職員総欠席

「当日は州職員と一緒に島に行くから、7時半には必ず港に来てね!」と言われていたので、やってきました、オレイ港。

しかし、時間通りなのでだれもいません(当然)笑

30分ほどして代表が到着。

遅いねぇ、ということで州職員に電話すると、


「今からボスに聞いてみる!!・・・・
 あ、ごめん今日無理だって!!

代表憤怒www

「あいつらいっつもそうだ!一週間前にアポとったのよ?一週間後ならいいっていうから今日にしたのに、今更確認して、さらに一週間後ならいいって信用できるわけねぇだろ!!これだから公務員と仕事するのは嫌!!」

代表もいろいろルーズなところはあるものの、この意見は納得でしたww

感じることは一緒なんだねぇ。

しかし、この時点でトリプルブッキングを抱えていた代表。

すぐに「じゃあエサールに行こう。ついてくる?」と言われて一緒に同行することにしました。

落胆から一転、超エキサイティングなカヤックツアーに

目的地のエサール州に近づくと代表が突然、

「濡れる準備できてる?」

え、や、まぁ島行くと思ってたし、着替えとかはあるけど。。。

「じゃあOKね!靴よりもサンダルのほうがいいよ!」

サンダル持ってた自分奇跡wwww

挨拶か会議だと思っていたけど、なんとカヤックにのって川下りをするとのことw

まじか、さいこーやんけ(笑)

というわけで到着しました。カヤック乗り場。

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普通の道沿いから入る
乗り場が設置されているわけではなく、普通の川、というか保全エリアでした。

今回は9月にパラオに来るゲストツアーの下見。下見にしてはたくさん人がいるなぁ(笑)

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マイナスイオンでおぼれそうです。。。
早速乗船。乗った瞬間に下半身べちょべちょになりましたが、そんなこと気にならないくらいの爽快感と浮遊感ww
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美しい森、水。。。。

こんなのに参加できるなんて、よくやったぞ州職員。君たちがドタキャンしたおかげで僕はここに来れたのだ。。。

早くなったり遅くなったりする流れにあわせて二人乗りカヤックを操作します。

整備されていないので、時にはカヤックを降りたり、誰かが水に飛び込んで引っ張ったりとリアルアドベンチャーでしたww

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倒木により完全にふさがれています。
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こういうときは屈強な男たちに引っ張ってもらう
カヤックの操作方法を知らない人も多く、コロコロと転倒する人もチラホラ。。。。

ってかカヤック操作しながら写真撮るのってめっちゃ大変www

そしてついに目の前のカヤックが転倒&デジカメ(TG-2)を失うという惨事を目の当たりにしました。

ここでデジカメをしまった私w

ので無茶苦茶美しい景色にもかかわらず写真が全然ありません。。。

中腹まで来るとだいぶ川幅も広くなり、ここでほかのボートからランチを調達。

カヤックを漕ぎながら手でBentoを食う、なんて贅沢かつ難しい作業(Bentoはパラオ語)

代表ショック!サンゴシュノーケリング

昼食を食べ終わり、さらに1~2時間こいだところでモーターボートにピックアップしてもらい海まで出てきました。

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ボートにつかまる代表。ここはすでに観光ツアー化されている。
カヤックを片付け、また沖に出たなぁと思ったら、最後にサンゴを見るシュノーケリングもするんだとか。


ここで事件が起きます。

通常サンゴの保護エリアでは、サンゴを傷つけないよう錨を使わず、ブイのロープに船を係留するのがマナー。

しかし、おもむろに錨を準備する船員。

代表が「ちょっと何やってんのよ!!」と注意するも、「大丈夫だよ。下は岩さw」みたいなことを言って錨を下ろそうとします。

誰かが「ロックコーラルさww」なんて言って、とうとう錨が下ろされてしまいました。

「Breaking my heart....」と肩を落とす代表。。。。

おい、一緒に参加してるお前ら国際サンゴ礁センターのメンバーやろ!なんとか言えぃ!!

んでその人たちも含めてほとんどの人がシュノーケリング開始。

保護サイトなんでめちゃめちゃきれいなはずですが、肩を落とす代表を前に、僕が潜ることはできませんでした。。。

総合的に、素晴らしい一日だった!

最後は少し残念でしたが、いやぁ~楽しかった!!

もう一歩、もう一歩モラルが育っていけば、素晴らしい環境立国になることでしょう!

やっぱり自然はいいねぇ!!